迷子の犬を探す・犬の捜索方法 |
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■ポイント
大まかに「犬」というくくりで説明いたします。 犬は逃げて行った方向の先で発見される事がほとんどなので最後に走り去っていった方向が非常に重要になってきます。逃げて行った方向の先にある、犬の行方を妨害する様な物、交通量の多い大きな道路等が捜索開始点(外)になります。 厳密に言うと点ではなく線になる(道路ですから)訳ですが、その線を決定するにはその地域の地図をじっと見て十分に検討しなければなりません。犬の捜索は開始点を決める時だけでなく常に地図を凝視することになります。いわば地図とのにらめっこです。 捜索開始点が決まったら、その線をポスターによって押さえて不明地点(中心点)の方へ犬好きの方への聞き込み等をしながら探していきます。この時重要なのは、ポスターをどの方向から来た人にも見える様に人の流れを考えながら貼る事です。 もし犬がそのポスターの線を通れば必ず情報が入るという状態にしておかなければなりません。 また犬好きの方に情報を求めるということも情報網作りには絶対に欠かせない事です。何故なら犬好きの方は、まず犬が1匹でフラフラしていればすごく気になります。そしてその犬を不思議に思って観察し細かい事まで覚えておいてくれる事が多いからです。また犬を飼っていらっしゃる方には犬の飼い主さん達独自のネットワークがあり、1人の方に伝えておけば散歩の時などに10人の散歩仲間に広まる事もありえます。 そしてもう1つ重要なのは上に述べたことをできるだけスピーディーにしなければならないという事です。 つまり犬の捜索には情報網の確実さとすばやい行動力が必要とされる訳です。 また犬の場合は猫と違って、情報が無ければ一度捜索した範囲にはいないと予想できます。もうその範囲は情報が入って来ない限り探す必要はないでしょう。 つまりその線を越えた次の線へすばやく手を打つ、ということになります。 しかし問題は犬が逃げて行った方向がわからない場合です。 その場合には犬が逃げて行った方向を確定しなければなりません。そのためには不明地点を中心とした小さな円形にポスターを貼る作業から開始することになります。ここで犬が逃げて行った方向を誤って決定してしまうと、その後の貴重な時間と労働力が全く無駄になってしまうばかりでなく、犬が発見される可能性もかなり低くなってしまいます。類似犬の情報についても要注意です。 この事からも犬の逃げて行った方向はとても重要である、という事がおわかりになっていただけるでしょう。 |
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